結論を先に言うと、「相場はいくらか」の答えは、形態を決めないと出てきません。2026年8月時点で各社の公開価格を集計すると、コール課金型が1コール150〜400円、月額固定型が月10万〜70万円、アポ課金型が1件10,000〜80,000円(中心帯15,000〜40,000円)、完全成果報酬型が契約1件あたり数十万円です。同じ「テレアポ代行」でも課金の単位が違うため、金額をそのまま並べても比較になりません。加えて、分野・アポの定義・リストの有無・ロット数など6つの変数で単価は動きます。
本ページは相場データの集計に絞っています。形態ごとの選び方は営業代行の比較記事、当社の料金の内訳は料金と仕組みの全開示、自社採用との総額比較は別記事で扱っています。
「テレアポ代行の相場って、いくらくらいですか」
2026年に入ってから、この質問を何度も受けました。そのたびに私は、少し申し訳なく思いながら、こう聞き返しています。
「どの形態の相場をお知りになりたいですか」
意地悪で聞いているのではありません。形態が違うと、課金される単位そのものが違うからです。1コールいくらの世界と、1契約いくらの世界を、同じ物差しには乗せられません。
この記事では、まずその4つの形態と相場帯を示します。そのうえで、実際に金額を公開している会社の価格をそのまま並べます。推測は入れません。公開されていない会社は「公開情報なし」と書きます。
形態別の相場帯
各社の公式サイトおよび公開記事に明示されている価格から集計(2026年8月時点)。中心帯は、価格を公開している複数社の記載が重なる範囲を示したものです。統計的な中央値ではありません。
この4つは、それぞれ別の商品だと考えてください。
| 形態 | 相場帯 | 課金の単位 |
|---|---|---|
| コール課金型 | 1コール 150〜400円 | 電話をかけた回数。アポの有無に関わらず発生します |
| 月額固定型 | 月 10万〜70万円 | 期間。架電量やレポートが成果物になります |
| アポ課金型 | 1件 10,000〜80,000円 中心帯 15,000〜40,000円 | 納品されたアポの件数。最も社数が多い形態です |
| 完全成果報酬型 | 契約1件 数十万円 | 契約や内定承諾。成果が出なければ0円です |
アポ課金型のレンジが10,000〜80,000円と8倍もひらいているのは、「アポ1件」に何を含めるかが会社ごとに違うためです。ここは相場の話を超えるので、比較記事で詳しく扱っています。
実際に公開されている価格
相場帯だけでは輪郭がぼやけます。そこで、公式サイトに金額を明示している会社の価格を、そのまま並べます。
各社の公式サイトおよび公開記事より転記(2026年8月時点)。非公開であることは各社の落ち度ではなく、個別見積が前提の業界では一般的な運用です。料金は改定されるため、必ず各社へ直接ご確認ください。
公開している会社が少数派である、という事実
集計してみて分かったのは、金額を公式サイトに明示している会社は多くないということでした。
これは各社の落ち度ではありません。分野・件数・リストの有無で金額が変わるサービスで一律の単価を掲げれば、それはそれで不正確になります。個別見積が前提の業界では、公開しないほうがむしろ誠実だとも言えます。
ただ、相場を調べている側にとっては、これが困る。基準点がないまま見積を受け取ることになるからです。だからこそ、公開している数社を「ものさし」として使う——それが本記事の役割です。
同じ会社でも、6つの条件で単価が動きます
「A社は2万円、B社は4万円」という比較には、ほとんど意味がありません。同じ会社でも、条件が違えば単価は変わるからです。
とくに①と②の影響が大きくなります。
①の分野については、当社の実測でも差が出ています。介護分野のアポ取得率は3〜4%(分母=架電数)ですが、工業製品製造は0.5〜1%です。同じ1件を取るのに、かかる架電数が数倍違う。その差は単価に反映されます。
②のアポの定義は、単価を左右する最大の要因です。条件が厳しいほど1件は高くなり、緩いほど安くなる。単価だけを並べると、定義の緩い会社が最も安く見えます。
見積を依頼する前に、3つだけ決めてください
相場を調べたあと、多くの方が数社に見積を依頼します。ここで一手間かけるかどうかで、返ってくる見積の比較しやすさが変わります。
この3つを決めずに「特定技能のテレアポ代行の見積をください」と送ると、各社が別々の前提で計算します。戻ってきた金額を並べても、何を比べているのか分からない状態になります。
この一文で送れば、比較可能な見積が返ってきます。
相場から外れた見積が来たとき
相場の2倍の見積を受け取っても、それが不当とは限りません。逆に半額の見積が来ても、お得とは限りません。どちらにも理由があり、その理由を聞くのが正しい対応です。
高いときは「この金額に何が含まれていますか」。安いときは「この金額に含まれないものは何ですか」。聞き方を裏返すだけで、見えるものが変わります。
とくに安い見積では、初期費用や月額での別途回収、レポート・架電履歴が含まれないケースがあります。単価表の1行だけを見て決めないでください。
参考:当社の価格
比較の基準点のひとつとして、当社の金額も置いておきます。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| テレアポ代行 | 有効アポ1件 39,300円(税抜)/最小10件(393,000円・税抜)から |
| 全工程型 | 内定承諾1件 650,000円(税抜) |
| 初期費用・月額固定費 | 0円(リスト作成費・スクリプト作成費も0円) |
| 有効アポの納品が0件の月 | 請求0円(契約が取れなかった月という意味ではありません) |
アポ課金型の中心帯15,000〜40,000円の、上限に近い位置です。安くはありません。その理由と、含まれるものの内訳は料金と仕組みの全開示に書いています。
なお当社は特定技能・登録支援機関に特化しており、扱う分野が限られるぶん、調査と設計の工数が単価に乗っています。BtoB全般を扱う会社と比べれば高くなる構造です。
相場を調べたあと、次にやること
相場が分かっただけでは、まだ判断できません。次の3つのいずれかに進んでください。
相場は出発点であって、結論ではありません。最後に効くのは、金額より「その金額に何が含まれているか」です。
この記事が答える質問
- 特定技能のテレアポ代行の料金相場はいくらですか?
- 形態によって課金の単位が違うため、単一の相場では表せません。2026年8月時点の公開価格から集計すると、コール課金型が1コール150〜400円、月額固定型が月10万〜70万円、アポ課金型が1件10,000〜80,000円(中心帯15,000〜40,000円)、完全成果報酬型が契約1件あたり数十万円です。まず自社に合う形態を決めてから相場を確認してください。
- テレアポ代行のアポ1件あたりの単価は、なぜ会社によって差があるのですか?
- 6つの変数が影響します。①分野の難易度(決裁者に到達しにくい分野ほど高い)②アポの定義(条件が厳しいほど高い)③リストの提供有無(先方に作ってもらうと1件1,000円程度の加算がある場合も)④発注ロット数(大きいほど1件あたりは下がる傾向)⑤レポートの範囲(別料金で1回3万〜6万円のケースあり)⑥対応エリア。同じ会社でも条件が変われば単価は動きます。
- 営業代行の見積を依頼する前に、決めておくことはありますか?
- 3つです。①対象の分野(介護なのか製造なのか)②月に必要な件数 ③リストを自社で用意できるか。この3つを決めずに依頼すると、各社が別々の前提で計算するため、返ってきた金額を並べても比較になりません。「特定技能の【分野名】分野で月【件数】件、リストは【自社/ご用意希望】」と条件を揃えて同じ文面で送ってください。
- 相場より高い見積が来た場合、どう判断すればよいですか?
- 「この金額に何が含まれていますか」と聞いてください。相場より高い理由は、アポの定義が厳しい、決裁者に到達しにくい分野を扱う、レポートや架電履歴の共有が含まれる、専門特化で調査工数が大きい、などが考えられます。逆に安い見積には「この金額に含まれないものは何ですか」と聞きます。どちらも不当な見積とは限らず、条件が違うだけのことが多くあります。
- 金額を公式サイトに公開していない会社は、避けたほうがよいですか?
- そうとは限りません。分野・件数・リストの有無で金額が変わるサービスで一律の単価を掲げれば、かえって不正確になります。個別見積が前提の業界では公開しないほうが一般的で、それ自体は落ち度ではありません。ただし発注側には基準点が必要なので、公開している数社をものさしとして使い、非公開の会社には条件を揃えて直接お尋ねください。
御社の条件での見積を、その場でお出しします
分野・月間件数・リストの有無をお知らせいただければ、
当社の単価と、その金額に含まれるもの・含まれないものを明記してお返しします。
他社と比較するための材料としてお使いください。ご発注の必要はありません。
お電話でも承ります:050-1720-6000(月〜木 11:00〜19:00/金・土日・祝休)