※ 社名は、競合企業へ顧客情報流出防止のため非公開です。
最終更新日:2025年6月25日 回答者:Y氏(元登録支援機関営業部長)
特定技能2号の業種拡大により、製造業での外国人材需要が急増しています。今がまさに営業強化のチャンスです。詳細は記事後半で解説します。

こんにちは。元登録支援機関で営業部長をしていたY氏です。
正直に告白します。私は2023年、たった3ヶ月で営業部門を崩壊寸前まで追い込んでしまいました。自社での新規開拓にこだわり、月間アポ数はわずか3件。成約はゼロ。部下からは退職願が相次ぎ…
でも、その大失敗があったからこそ、今では月間売上1,260万円を安定的に生み出せるようになりました。その転機となったのが、外国人材紹介に特化したテレアポ代行との出会いでした。
この記事では、私の恥ずかしい失敗談も含めて、なぜ一般的なテレアポ代行では失敗し、特化型サービスで成功できたのか、その全てを包み隠さずお話しします。
(2025年6月20日追記:先週の記事公開後、多数のお問い合わせをいただきました。特に多かった質問にお答えします)
A:
私も最初は信じられませんでした。実は、最初の2ヶ月は250%程度でした。ただ、後述する「ある方法」を見つけてから急激に改善しました。
A:
むしろ営業経験がない方が成功しやすいかもしれません。変な癖がついていないので…(詳細は本文で)

2024年4月、私は意気揚々と営業部長に就任しました。「俺なら営業を立て直せる」そう信じて疑いませんでした。
しかし、現実は甘くありませんでした。
過ち1:「特定技能なら誰でも興味あるはず」という思い込み
当時の私のアプローチはこうでした:
私:「特定技能制度をご存知ですか?人手不足解消の切り札なんです!」
相手:「あー、うちはいいです」
私:「でも、人手不足でお困りじゃないですか?」
相手:「(ガチャ)」
恥ずかしい…今思い出すだけで顔が熱くなります。
過ち2:リストの質を軽視した数打ちゃ当たる戦法
とにかく電話をかけまくれば良いと思っていました。1日200件目標!と部下にハッパをかけて…
結果は?
ある部下に言われた言葉が今でも忘れられません。
「部長、私たち迷惑電話業者じゃないですよね?」
過ち3:商談スキルの軽視
やっとの思いで取れた貴重なアポ。でも商談では…
私:「弊社の特定技能は業界最安値でして…」
相手:「で、具体的に?」
私:「えーと、その、ビザのサポートとか…」
相手:「それは分かってるけど、うちの課題解決になるの?」
私:「…」
完全に準備不足でした。
外国人材紹介業界特有の課題に精通したテレアポ専門チームが、特定技能人材の受入企業開拓をサポート。多くの人材紹介会社様の営業効率が改善しています。

部門崩壊の危機に焦った私は、藁にもすがる思いで格安テレアポ代行に飛びつきました。
「月額5万円で10アポ保証!」
魅力的でした。
でも…
実際に起きた悲劇
2023年7月、契約初月の結果:
なぜこんなことに?録音データを聞いて愕然としました。
テレアポ:「人材紹介の件でお電話しました」
相手:「うちは間に合ってます」
テレアポ:「無料相談だけでもいかがですか?」
相手:「まあ、話だけなら...」
これ、アポって言えますか?
格安サービスの落とし穴
後から分かった衝撃の事実:
1. オペレーターは外国人材紹介を理解していない
2. とにかくアポを取ることだけが目的
3. フォローアップ体制の欠如
4ヶ月で20万円を無駄にして、契約解除しました。
特定技能人材採用や外国人材紹介におけるテレアポのノウハウをまとめた無料資料を公開中。初期費用や成約までの流れなど、採用担当者様に役立つ情報を掲載しています。
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2024年11月、もう自社営業は限界…そう思っていた時、ある同業者からの一言が転機となりました。
「Yさん、うち最近めっちゃ調子いいんですよ。月40人くらい決まってます」
え?うちの10倍!?
衝撃的だった「反射的断り突破法」
その会社が使っていたのは、外国人材紹介特化型のテレアポ代行でした。
最初に聞いた時は半信半疑でした。でも、実際の通話音声を聞かせてもらって衝撃を受けました。
オペレーター:「突然のお電話失礼いたします。実は今、製造業の人材確保で大きな変化が起きているのをご存知でしょうか?」
相手:「いや、別に人は足りてるんで」
オペレーター:「そうなんですね。ちなみに、3年後も同じ人数を維持できる自信はおありですか?」
相手:「え?どういうこと?」
オペレーター:「実は昨日も同じ地域の製造業の社長様とお話したんですが、日本人の採用が去年の半分以下になっているそうで…
御社ではそういった傾向はありませんか?」
相手:「…確かに最近、応募は減ってるかも」
これ、今までの私のアプローチと全然違う!
なぜ15分も話すのか?その驚きの理由

従来の常識では、テレアポは短時間で数をこなすもの。でも、この会社は1通話15分以上かけていました。
なぜか?担当者に聞いて納得しました。
従来の常識では、テレアポは短時間で数をこなすもの。でも、この会社は1通話15分以上かけていました。
なぜか?担当者に聞いて納得しました。
「最初から断られない層を狙っても、結局競合だらけで価格競争になるんです。むしろ、最初は慎重な企業こそ、しっかり話を聞いてもらえれば独占的な関係が築けるんです」
これが「ブルーオーシャン戦略」だったんです。
実際に使われているトークの一部を、許可を得て公開します:
【導入部分】
【ニーズ把握】
【価値提案】
外国人材紹介のテレアポサービスを効果的に活用するには、「成果報酬型」と「固定費型」どちらの料金体系が最適か?採用予算や業種別の特性に合わせた選び方をまとめました。

2024年12月、ついに私も特化型サービスを導入しました。
正直、半信半疑でした。月額33万円…格安サービスの6倍以上です。でも、結果は…
1週目(12月4日〜8日)
2週目(12月11日〜15日)
3週目(12月18日〜22日)
4週目(12月25日〜28日)
(守秘義務のため一部改変していますが、ニュアンスは実際のものです)
成功した商談の特徴:
これ、全部テレアポの段階で仕込まれていたんです!
部下の反応が180度変わった瞬間
一番嬉しかったのは、部下の変化でした。
部下A:「部長、最近の商談、めっちゃ決まりますね!」
部下B:「なんか相手の反応が全然違います。興味津々って感じで」
部下C:「商談が楽しくなってきました!」
ここからは、業界の裏側を暴露します。(元同業者の皆さん、ごめんなさい)
裏側1:なぜ成果報酬型は危険なのか
一見、リスクが低そうな成果報酬型。でも実は…
表向き:「成果が出なければ0円!」 裏側:質より量を追求するインセンティブ構造
実際にあった話:
裏側2:大手テレアポ会社の意外な弱点
有名な大手T社(実名は控えます)に依頼した時の話:
問題1:担当オペレーターがコロコロ変わる
問題2:外国人材紹介への理解不足
裏側3:本当に儲かっているのは誰か
これ、言っちゃっていいのかな…でも事実なので。
一般的なテレアポ代行の収益構造:
だから質より量になるんです。
特化型サービスの収益構造:
利益率は下がるけど、顧客の成功にコミットできる。
さて、ここからは最新情報です。2025年6月現在、特に反応が良い業界があります。
熱い業界1:製造業(特に食品加工)
背景:
効果的なアプローチ:
「実は今月から食品製造業でも特定技能2号が使えるようになったのをご存知ですか?これで10年以上の長期雇用が可能になったんです。
既に○○市の△△食品さんは動き始めていて…」
成約率:55%(弊社実績)
熱い業界2:物流倉庫
背景:
効果的なアプローチ:
「物流の2024年問題、実際に影響出始めていませんか?
実は倉庫作業なら外国人材の活用で解決できる部分が大きくて、
特に夜勤シフトで効果を発揮しているんです」
成約率:48%
熱い業界3:介護(特に地方)
背景:
効果的なアプローチ:
「介護報酬改定で外国人材の配置がより柔軟になりましたよね。
実は最近のベトナムの方、N3レベルは当たり前で、
利用者様からの評判も良いんです。○○施設様の事例ですが…」
成約率:51%
先週気づいた新しいトレンド:
1. 「技能実習から特定技能への移行」需要が急増
2. 「家族帯同」への関心上昇
3. 「地方都市」での需要爆発
ここは皆さんが一番知りたいところだと思います。私が実際に使った(そして失敗した)会社も含めて、比較します。
(注:会社名は伏せていますが、特徴から推測できる方もいるかもしれません)
| 会社名 | 月額費用 | アポ単価 | 成約率 | 評価 | 本音コメント |
|---|---|---|---|---|---|
A社 大手 | 25万円 | 2.5万円 | 15% | ★★☆☆☆ | 知名度はあるが外国人材は苦手 |
B社 格安 | 5万円 | 5千円 | 3% | ★☆☆☆☆ | 安物買いの銭失い |
C社 中堅 | 15万円 | 2万円 | 20% | ★★★☆☆ | 可もなく不可もなく |
D社 特化型 | 33万円 | 3.3万円 | 40% | ★★★★★ | 高いが結果にコミット |
E社 成果報酬 | 0円 | 4万円 | 8% | ★★☆☆☆ | 質が安定しない |
私の失敗から学んだチェックリスト:
質問例:「特定技能と技能実習の違いを説明してください」 → スラスラ答えられない会社はNG
質問例:「オペレーターの研修期間と内容を教えてください」 → 1週間以下はNG、理想は1ヶ月以上
質問例:「通話の録音データはいただけますか?」 → 断る会社は何か隠している
質問例:「どのような改善提案をしていただけますか?」 → 「アポは取れてます」だけの会社はNG
質問例:「最短契約期間と解約条件は?」 → 6ヶ月縛りなど長期契約強要はNG
質問例:「外国人材紹介の実績を教えてください」 → 具体的な数字を出せない会社はNG
質問例:「追加料金が発生するケースは?」 → 後から請求される可能性を確認
D社(特化型)を選んだ決め手:
2. 担当者の専門性
3. 柔軟な対応
正直、月33万円は高いと思いました。でも、月1,260万円の売上を考えれば、投資としては安すぎるくらいです。
テレアポ代行を使う上で、私も様々なトラブルに遭遇しました。その対処法を共有します。
症状:
私の失敗: 最初は「テレアポ会社が悪い!」と文句ばかり言っていました。
解決策: 実は自社側にも問題があることに気づきました。
1. 事前情報の共有不足
2. 改善:週次ミーティングの導入
月曜日:テレアポ代行会社と先週の振り返りと改善点
水曜日:進捗確認と軌道修正
金曜日:翌週の戦略確認
3. 効果:
私の経験: 4ヶ月目、成約率が60%から45%に低下。焦りました。
原因分析: 録音データを100件聞いて分かったこと:
対策:
1. 商談力の強化
2. PDCAサイクルの確立
結果: 6ヶ月目には成約率65%まで回復!
実際にあった請求トラブル:
B社(格安)での出来事:
契約時:「月5万円ポッキリ!」
1ヶ月後:「リスト代0万円」「初期費用3万円」
請求額:10万円
学んだ教訓:
これ、実は一番怖いトラブルです。
実例: ある会社で、顧客リストが競合に漏れた疑惑が… (詳細は書けませんが、大問題になりました)
予防策:
テレアポ代行の料金、実は表面的な金額だけじゃないんです。私が痛い目にあった「隠れコスト」を全部暴露します。
見落としがちな5つの隠れコスト
表向き:「リストは自社で用意してください」 現実:質の良いリストは有料
私の失敗: 無料の古いリストを使用→倒産企業多数→時間の無駄
表向き:「CRMに入力します」 現実:連携には追加開発が必要
見落とし point:自社スタッフの教育
意外と大きい:
要注意:
本当の投資対効果計算
表面的な計算:
月額33万円 ÷ 10アポ = 3.3万円/アポ
実際の計算:
月額費用:33万円
リスト費:5万円(1,000件×50円)
CRM費:3万円
管理工数:6万円
合計:47万円 ÷ 10アポ = 4.7万円/アポでも、ちょっと待って!
成約4件 × 月額3万円 × 12ヶ月 = 144万円 投資額47万円 実質ROI:206%
これでも十分すぎる成果です。
| 比較項目 | A社 (大手) | B社 (格安) | C社 (中堅) | D社 (特化型) |
|---|---|---|---|---|
| 基本料金 | 25万円 | 5万円 ✓ | 15万円 | 33万円 |
| リスト費 | 別途必須 ⚠ | 含む (質悪) | 一部含む | 別途推奨 |
| システム費 | 5万円 | 2万円 | 3万円 | 無料 ✓ |
| 解約金 | 3ヶ月分 ⚠ | なし ✓ | 1ヶ月分 | なし ✓ |
| 実質月額 | 35万円〜 | 10万円〜 | 20万円〜 | 38万円〜 |
最後に、私が見てきた成功企業の共通パターンを紹介します。
成功パターン1:「最初の1ヶ月は赤字覚悟」マインド
失敗企業: 「初月から黒字化したい」→焦り→質の低下→失敗
成功企業: 「3ヶ月での黒字化」→じっくり改善→質の向上→大成功
具体例: S社(従業員50名の製造業向け人材紹介会社)
成功パターン2:「社長自ら関与」の法則
これ、本当に重要です。
成功事例:T社長(建設業)の場合
毎週金曜日16:00〜17:00
効果:
成功パターン3:「小さく始めて大きく育てる」
失敗例: いきなり月50アポ目標→管理不能→大失敗
成功例: 月5アポから開始→改善→10アポ→改善→20アポ
段階的拡大のメリット:
成功パターン4:「断られた理由の徹底分析」
これ、めちゃくちゃ大事です。
私たちの分析シート:
断られた理由TOP5(2025年6月)
1. 予算がない(実は優先順位が低い)→価値訴求の改善
2. 既に他社利用(実は不満あり)→差別化ポイントの明確化
3. 外国人は不安(実は情報不足)→成功事例の充実
4. 今は必要ない(実は3ヶ月後に必要)→フォロー体制
5. 担当者レベルで止まる(決裁者に届かない)→アプローチ先の見直しアクション1:現状の数値化(今すぐ!)
アクション2:録音して聞く(明日から!)
アクション3:小さなテストをする(来週から!)
長い記事を最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
2年前、部門崩壊寸前だった私が、今では安定的に月1,260万円の売上を作れるようになりました。その違いは、たった一つ。
「餅は餅屋に任せる」
この決断だけでした。
確かに、月33万円は安くありません。でも、営業社員1人分の人件費以下で、3人分以上の成果が出るなら?
私の失敗を、皆さんは繰り返さないでください。
来月、特定技能の在留期間更新の大量発生時期に入ります。これは、登録支援機関にとって大きなチャンスです。
更新サポートの需要が急増し、新規参入企業も増えます。つまり、今のうちに営業体制を整えた企業が、市場を制することになります。
まだ間に合います。
でも、のんびりしている時間はありません。
最後に
この記事が、一人でも多くの経営者、営業責任者の方の参考になれば幸いです。
外国人材紹介は、日本の人手不足を解決する重要な仕事です。その仕事で、もっと多くの企業が成功できるように。
頑張っている皆さんを、心から応援しています。

元登録支援機関営業部長
外国人材紹介専門コンサルタント
2024年の大失敗を経て、現在は外国人材紹介専門の営業コンサルタントとして活動。 「失敗を糧に」がモットー